動画 本当の祖先崇拝は真の元祖造り主崇拝 の文献資料集2

  • 2020.07.27 Monday
  • 22:58

動画 本当の祖先崇拝は真の元祖造り主崇拝 の文献資料集2

 

「動画 本当の祖先崇拝は真の元祖造り主崇拝」 の文献資料集1の続きです。
今の祖先崇拝の形態の普及は歴史的に浅いことを証明する、重要な部分です。


ナレーション:庶民への普及 位牌の祀りは最初、王様の一族で行われており、それに倣って士族に広まったのは、今から四百年前です。

 

「首里・那覇の王府官人層の場合、十六世紀初めまでに位牌祭祀を受容していたのであるが、」

 

沖縄国際大学南東文化研究所 1994 『ト−ト−メ−と祖先崇拝 ―東アジアにおける位牌祭祀の比較―』 沖縄タイムス社 22


ナレーション:庶民へは各家に位牌を置くようにと王様の命令で広まりました。

 

「農村では位牌をまつる習慣は十七世紀後半から十九世紀にかけて徐々にひろまったらしい。
農村でいち早く位牌の祀りをおこなったのは王府官人(士族)と接することの多い地頭代(地頭代:ジトゥデー、筆者による読み方の挿入)以下の地方役人であった。
一七六九年に伊計村の名嘉村親雲上(親雲上:ペーチン、筆者読み方挿入)が位牌のない村人のために「掛物神主」七十一軸を作って分け与えたことが『球陽』巻十六・尚穆王(尚穆:しょうぼく、筆者読み方挿入)(在位一七五二‐九四)三十年の条に記されている。
掛物神主とは個人の名を書いた紙をはった掛け軸であろう。
略式とはいえ、神の位牌を沖縄でも用いることがあったわけである。
十八世紀にはいって王府が、百姓に位牌を安置して祖先をまつるよう、くりかえし指導したことは、「北谷間切締向之条々」や、久米島・宮古・石垣の在地士族の行政方針にてらして明らかである。」

 

沖縄国際大学南東文化研究所 同 22

 

その「北谷間切締向之条々」の内容を見てみましょう。
原文は文語調に書かれているので、現代語に私訳してみました。

 

「一 村々の家に位牌を安置してない者ものが増えていることは、供養が疎〈おろそ〉かになっているものとみられるので、位牌による供養は死者の霊魂を引き寄せて祖先の霊に対する孝行を尽くし、その時の法要儀礼のために〈位牌を〉安置して真心をもって時節ごとの法要儀礼を適切に行わないと適〈かな〉わないことである。
右のような今の様子では、死者の霊魂が安らかに眠ることができないのはもちろん、追悼〈ついとう〉としての孝行の道が適〈かな〉わないことは明らかである。
人の道を忘れた先にあげた右のように位牌のない者は早急に(位牌)を仕立てて法要を手厚く執り行うよう申しつけること。」

 

小野武夫 編集、吉川圭三 発行 昭和7年7月30日第一刷、昭和62年10月1日第4刷発行 『近世地方經濟史料 第十巻』 吉川弘文館 315,349

 

これは、同治(どうち)八年己巳(つちのとみの日)霜月(しもつき)となっています。

同治という聞きなれない元号が出てきましたが、和暦をいくらさがしても出てきません。
琉球は中国の皇帝に柵方(さくほう、さっぽう)、いわゆる君臣の関係を結んでいたので、中国の皇帝の治世の元号を使用していました。

 

当時の中国は清朝で、時の皇帝であった同治帝は清朝の第10代皇帝でした。
同治八年は、同治帝の在位8年で、西暦では1896年、和暦では明治二年です。
霜月は十一月で、己巳の日はついたちです。
つまり、1896(明治2)年11月1日です。

 

つまり、琉球の農村では明治に入っても、位牌が普及しておらず、琉球王府がさかんに指導してました。

 

北谷間切より少し古いのですが、久米島の具志川間切でも位牌の設置に関する指導が行われていました。

 

「 〔史料]久米具志川間切規模帳

二 諸事締方の事

一、位牌を安置していない者いて、はなはだしくよろしくないことである。
急いで仕立てるよう、申しわたすべきこと。

一、跡方(あとかた)相絶(あいたえ)て、位牌だけ置いてある家屋敷が村ごとに多くあるのは、見かけ上よろしくないので、与(くみ)、親類または周囲が見苦しくないように取り計らうべきであると、申し渡すべきこと。

道光(どうこう)十一年辛卯(かのとう)十一月十二日」

 

具志川村史編集委員会 編 昭和51年 『久米島具志川村史』321、333 具志川村役場

 

道光帝は清朝の第8代皇帝です。道光十一年は西暦1831年、和暦で天保(てんぽう)二年です。
干支(えと)で辛卯(かのとう)の年ということです。

与(くみ)とは、農村で年貢などの租税を納めるために連帯責任を負わされた共同組織のことです。

 

このように、琉球王府は地方役人を通じて農村の各家にも位牌を安置するよう、明治に入っても指導を行っていたことが分かります。

 

(続く)

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